• 算数は本来、図形と数のバランスが取れたものでなければなりません。私たちの周囲にあるものはすべて形をもつ図形だからです。子どもは自分をとりまく世界を手で触って確認することによって、物事の理解やイメージする力を育てていきます。具体性のある図形と、抽象的で便利な数量表現の双方が必要なのです。
    しかしいつの間にか小学算数は「代数教育」(数量教育)にかたよっています。計算問題は得意でも、応用問題・図形問題になると思考が止まってしまう子どもが非常に多くなりました。四谷大塚が2008年から行っている全国統一小学生テストの結果にも、このことがはっきりと表れています。
    数と図形の融合学習で、楽しみながら学習のレディネス(下地)を育てるのが、レディネス数感学習です。目に見えない基本図形が頭に浮かんでくるようになれば、応用問題でも自力で解いていくことができます。

  • レディネス数感学習は、紙と鉛筆ではなく、手で考える学習です。勉強は嫌でも遊びや実験の嫌いな子どもはいません。子どもたちは実験道具として色板や積み木を手渡され、それを手で操作するうちに課題の答えや意外な答えを次々と発見することができます。3才児が120分の授業をむずがらず受講できるのは、このプログラム化された遊び学習が面白くてたまらないからに他なりません。
  • 幼児期からペーパレス立体遊具で学習レディネスを形成しておくと、子どもの次のような性質が育ちます。
    1.学校で学ぶ抽象的な定理や公式を、手で学んだ事実の裏づけ・具体的な真理として抵抗なく受け入れる力。
    2.未知の問題に遭遇した時、過去の自分の経験に照らして、分析・推理して想像力を働かせ、自分で解決方法を工夫する力。
    3.物事を系統的に、システマティックに考える力。
    4.記録・分類の習慣化などの科学性。
    5.観察力・探究心・思考力・持続性・自発性・創造性など。

●授業が楽しくなる数感学習

幼児教室・塾は今日たけなわの観がありますが、もしこれらの教育が、うまく目的の幼稚園・学校に合格させたり、テストで良い点を取らせるための技術を教え込むためだけにあるとしたら、それは子どもにとっても不幸なことではないでしょうか。また知識に偏重した昨今の教育の結果が、自発的な意欲がなく、教わったことしかできない子どもが増えているという憂うべき現状となって表れているのではないでしょうか。

●色板・積木で生徒の能力をさらに高めませんか?

 ※右の成績表をクリックすると結果が大きく表示されます。

幼少期に色板や積木を使って数を操作する経験を多く積ませることで、数同士の関係を非常に明瞭にとらえることができるようになります。
もちろんそれだけにとどまらず、基本的にはあらゆるところで、ペーパレス教育が効果を発揮していきます。
それはプリント類の出来や、テストの成績に表れます。

その効果は大きく、テストの点数は全般的に高く、全国で1位、2位といった成績を頻繁にとるような子もいます。
色板や積木を使った「学習の下地(レディネス)の形成」・「数と図形のバランスのとれた算数教育」を行うことで生徒の能力をさらに高めることができます。

11
次のページへ